フォアダイスを治す薬はあるの?

フォアダイスは、主として男性の性器に小さなイボのようなものができる現象で、細かく見るとできた場所によって違った名前で呼ばれているものを含めて、総称してフォアダイスとされることが多いようです。見た目としては比較的肌理のそろった小さな粒のようなものであり、単なる良性の脂肪のかたまりに過ぎませんので、性病の一種のコンジローマなどとは似て非なるものです。
フォアダイスと間違えやすいコンジローマは、性行為などによってウイルスが感染して発症するもので、見た目はニワトリのトサカのような尖って凹凸のあるイボができるのが特徴で、放置しておくとこのイボの数が増えることになりますし、当然ながら性行為をした相手にもウイルスが感染します。
コンジローマの場合、イボの部分は外科手術で切除するほか、専用の塗り薬のようなものもないわけではありませんが、フォアダイスは病気ではないため、治療するための薬というのは存在していません。
コンジローマの塗り薬は、ウイルスに対してはたらくものであり、しかも効き目が強力なため、1日1回塗った後に数時間してから洗い流し、しかも次の日は薬を塗らずに休み日とするように定められているようなものですので、フォアダイスの治療目的で塗ったとしても、かえって皮膚を痛める原因となってしまいます。
このため、フォアダイスの治療については、形成外科でレーザーメスや電気メスをつかってイボの部分を切除するというのが一般的な方法となっています。できた場所にもよりますが、手術そのものは10分もあれば終了する程度のもので、入浴などの病原菌への感染のある行為を除いては、特に仕事などの制限もありません。どちらかといえば、患者本人の治療に対する意向を確認し、あわせて手術やその後の生活の注意事項を説明するカウンセリングのほうに時間が割かれるといえます。